読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

夏が近い

所謂雑記。音楽の話。

雑感(2017年1-2月)

雑記

 

半年毎にベストをまとめているこのブログですが、たまには聴いてる音楽の感想を少し書いておこうかなと思います。Twitterで感想を書いても、振り返るのが難しいのと、字数が限られてしまうので、ついにブログを活用する次第です。

AppleMusicやYouTubeのリンクを貼っておきます。

初回なので、あまり考えずにとりあえず書いてみます。2017年1-2月について。

 

2017年はやはりThe xxから始まった。

 

 

 これがもう傑作。Jameie xxのソロを経て、今まで以上に開けたポップアルバムを作り上げてきた。しかもThe xxらしさを失わずに!すごいですね。代わりに、以前よりも「深夜感」は無くなったかも。リードトラックの"On Hold"とか午前中が似合う感じですし。アルバム中盤までは深夜で、"On Hold"~"I Dare You"では朝になっている感じでしたね。"Replica"など、今までのThe xxらしさがしっかり出ている曲たちも素晴らしいです。

youtu.be

 

他に1月に聴いて良かった新作は

PINK

PINK

あたりでしょうか。

土岐麻子さんの新作は音がパッキパキでカッコイイ!「クイーン・オブ・シティポップ」というコピーで売り出されていますが、昨今の「シティポップ」というイメージからはかなり外れる音な気が…。超ポップで派手でカッコイイです。土岐麻子さんを知っている人ほど驚くのかも。

アート・リンゼイのアルバムはこの新作で初めて聴きましたが、思っていた以上に聴きやすくて、でも奥深く面白くて良いアルバムでした。ブラジル音楽いろいろ聴いてみたい。

クラウド・ナッシングスは、ジャンルを超えた「クロスオーバー」が盛んなこの時代には目もくれず、オルタナギターロック全開。しかも超かっこいい。「レベルを上げて物理で殴る」アルバムでした。

 

旧譜で新しく聴いて良かったのはこの辺。

Peter Gallway

Peter Gallway

  • ピーター・ゴールウェイ
  • シンガーソングライター
  • ¥1600
Moon Gas (Stereo and Mono Remastered)

Moon Gas (Stereo and Mono Remastered)

  • Dick Hyman & Mary Mayo
  • スイング
  • ¥900

 Peter Gallwayは良質SSWもの。山下達郎が大好きとの情報あり。良いアルバム。

『Moon Gas』は説明しにくいけど、流すと部屋がレトロ・フューチャー的宇宙になります。『月世界旅行』みたいな感じ。

youtu.be

 

そして2月。ここでの最大のトピックはやはりChance The Rapperでしょう。

 

youtu.be

グラミー賞最優秀新人部門受賞!(このスピーチかっこよくて好き)

授賞式でのパフォーマンスもエネルギーに溢れていて最高でした。去年のケンドリック・ラマーにも匹敵するような力強さ(向きは全く違いますが)。

最近になって公開された"Same Drugs"のMVも素晴らしかったです。歌詞も読んだうえで観ると更に良い。

youtu.be

When did you change?

Wendy, you've aged

I thought you'd never grow up

 「時を経ること」を歌い上げ、それを

We don't do the same drugs no more

というコーラスでまとめてしまう。切なさで胸がいっぱいです。凄すぎる。しかもこの"Wendy"が、ピーターパンのウェンディだけでなく、チャンス君の地元であるシカゴ(Windy City)を意味すると考えると、もうこのラッパーに圧倒されるしかないわけです。

Coloring Book

Coloring Book

  • チャンス・ザ・ラッパー
  • ヒップホップ/ラップ

 

 

小沢健二の復活もちょっと感動的だった。

f:id:ak94gpac:20170307200408j:image

小沢健二 / 流動体について

僕がオザケンの曲で一番好きなのが"ある光"でして、新曲"流動体について"がどう聴いても続編なんですよね。

 

youtu.be

"ある光"で飛行機に乗り込んでNYに消えてしまった小沢健二が、"流動体について"では飛行機で東京に戻ってきている…!みたいなことをずっと考えていました。あと、新曲は単純にすごく好きです。

 

その他、聴いて特に良かった新作はこの辺です。

Process

Process

  • Sampha
  • エレクトロニック
  • ¥1500
Drunk

Drunk

  • Thundercat
  • R&B/ソウル
  • ¥1500

 

あと、旧譜とは違いますが、岡田拓郎さんがアップしていた"New Blackfolk 99"というプレイリストが途轍もなく良かった。Fleet FoxesとかGrizzly Bearってやっぱり超すごい!とか思ったりしてます。
https://itunes.apple.com/jp/playlist/new-blackfolk-99/idpl.d447885fcf344067a4b927620de764c3

岡田さんのアルバムはほぼ完成しているようで、ソワソワしています。楽しみ。

 

 

こんな感じの2017年1-2月でした。2ヶ月ぶん書くと、それなりの分量になりますね。毎月書くか、もう少し中身の濃いものを頑張って書くか、考えてみます。

私的ベストアルバム2016

総括

 

f:id:ak94gpac:20161229212326j:image

 2016年、ポップ音楽にとってはとても幸せな1年だったと思います。素晴らしいアルバムばかりでした。聴いていて思わず感嘆の声が漏れてしまうような作品が何枚もリリースされ心が躍る日々。こんな素晴らしい年が続けばいいな、と能天気に考えています。

 今年も、年間ベストアルバムをここに残しておこうと思います。今年は20枚!個人的によく聴いたアルバムをまとめておきました。

 

ちなみにこちらが去年の年間ベスト

 

ak94gpac.hatenablog.com

 

 

 今年は良い作品が多いだけにランキングをつけるのが難しすぎました。そこで今回は、あまり細かい順位はつけないでおこうと思います。無理やりランキングしても仕方ないので。

 

 個人的に抜群に好きな作品が5枚あったので、それらはしっかり書かせていただきました。順位もしっかりつけました。

しかし、6~20位も良い作品ばかりなので、ぜひ聴いてみてください!YouTubeリンク大量に貼りましたので。(レビューは1行ぐらいで)

 

 

 

では、いきましょう。まずはいきなりですが、TOP20ギリギリ選外から。

 

次点

f:id:ak94gpac:20161229212443j:image

John K. Samson / Winter Wheat

THE NOVEMBERS / Hallelujah

ANOHNI / Hopelessness

TAMTAM / NEWPOESY

 

 

 

続いて、20→10位!(順番に意味はありません)

 

Savages / Adore Life f:id:ak94gpac:20161228162053j:image

youtu.be

 ロック不発と言われる2016年に最もかっこよかったロックバンドは間違いなくSavages。ポスト・ハードコア。

 

 

Chance The Rapper / Coloring Bookf:id:ak94gpac:20161228162230j:image

 

youtu.be

 黒人音楽をゴスペルまで混ぜ込んだヒップホップ。完璧。

 

 

Anderson .Paak / Malibuf:id:ak94gpac:20161228162308j:image

 

youtu.be

 新進気鋭のラッパー。かっこよすぎる。

 

 

Francis and the Lights / Farewell, Starlite! f:id:ak94gpac:20161228162331j:image

youtu.be

 「デジタルクワイア」とも言われるボーカル技法の立役者。こちらはカニエウエストとボンイヴェールまでfeatされた豪華コラボ曲。

 

 

METAFIVE / META! f:id:ak94gpac:20161228162356j:image

youtu.be

 反則級のメンバーによる反則級のアルバム。良いに決まってんだろ!

 

 

The Last Shadow Puppets / Everything You've Come to Expectf:id:ak94gpac:20161228162519j:image

 

youtu.be

 ゴージャスなサウンドの豊かなポップソング。最近このタイプの音楽ってなかなか無いのでは。

 

 

Shabaka and the Ancestors / Wisdom of Elders f:id:ak94gpac:20161228162554j:image

 

youtu.be

 民族音楽を取り込んだジャズfromイギリス。カマシ・ワシントンとはまた違いますが、カマシが好きだった人は是非。

 

 

Moddi / Unsongsf:id:ak94gpac:20161228162620j:image

 

youtu.be

 トラッドフォークの匂いが漂う北欧フォーク・ポップ。北欧好き必聴。

 

 

American Football / American Football (2) f:id:ak94gpac:20161228162656j:image

 

youtu.be

 さすがアメフト。久々すぎて不安でしたが、杞憂でしたね。素晴らしい。

 

 

Finnegan Shanahan / The Two Halves f:id:ak94gpac:20161228162727j:image

 

youtu.be

 ポストロックとかRadioheadとか好きな人にはハマりそうなインディー・クラシック。展開も豊富で素晴らしい作品です。

 

 

 

 

さてここからTOP10!まずは6→10位。(こちらも順番に意味なし)

 

 

 

Klan Aileen / Klan Aileen f:id:ak94gpac:20161228162806j:image

 

vimeo.com

 退廃的で美しいノイズを撒き散らすバンド。轟音、ノイズ好きは必聴。

 

 

Mitski / Puberty2 f:id:ak94gpac:20161228162859j:image

 

youtu.be

 インディー・オルタナの救世主ことMitski。めちゃくちゃ良い曲です。

 

 

David Bowie / ★ f:id:ak94gpac:20161228162922p:image

 

youtu.be

 自分の死すらもアルバムの演出にしてしまうというとんでもない作品。ラストアルバムと分かっているのに微塵も懐古的でないのも凄い。そしてクオリティーが高い。

 

 

サニーデイ・サービス / DANCE TO YOU f:id:ak94gpac:20161228163006j:image

 

youtu.be

 緩やかに鮮やかにダンスするようなアルバム。曽我部恵一の多彩なギターフレーズも素晴らしい。"セツナ"名曲です。

 

 

Whitney / Light up on the Lake f:id:ak94gpac:20161228163028j:image

youtu.be

 カントリー・ソウル!ズルいなと思うような音楽性ですね。良すぎる。

 

 

 

さて、ここからはTOP5!順位もレビュー(というか感想文)もちゃんとつけました!どうぞ。

 

 

5. cero / 街の報せf:id:ak94gpac:20161228163101j:image 

youtu.be

 

すいません、シングルだけどカウントさせてください。こんな素晴らしい作品を無視なんてできません!

ベッタリとした揺れるグルーヴを極上のポップソングに纏め上げるすごさよ。名盤『Obscure Ride』からさらに進化したceroがここに!っていう感じのシングルです。歌詞もMVもこの上なく素敵。街に無数に存在するそれぞれの愛しい夜が鮮やかに立ち上がってくるような感覚を覚える。

また、カップリングの"ロープウェー"と"よきせぬ"もすごい。個人的には"ロープウェー"が大好き。抑制されたトラックの素晴らしさもさることながら、歌詞がとんでもない。

Everything's Gone To The Foggy Outside

やがて人生は次のコーナーに

人生が次のコーナーに差し掛かって

繰り返されるこの歌詞のすごさよ。「foggy」と「コーナー」というワードから先の見えない不安も感じる。しかし、"街の報せ"の歌詞に

携帯の充電がとっくに切れたけど

坂道を登り振り返れば

(悪くはないんだよ)

というラインがあるおかげで、この「コーナー」の先も悪くはないような気がしてくる。曲順の妙ですね。

 

 

4. Radiohead / A Moon Shaped Poolf:id:ak94gpac:20161228163153j:image

 

youtu.be

リリースから半年以上経っても、聴くたびに発見がある。そんな奥深く美しいアルバムである。Radioheadが追求してきた美しさの結実!ポップミュージックの秘境とはこの作品である。しかし、いくら聴いても近くならない、こちらとは隔絶した世界が広がっているよう。

サマーソニックで観た時、このアルバムの曲がライブでもしっかり映えていたことが印象的でした。(少し意外だった)

トム・ヨークが、長年連れ添ったパートナーであるレイチェルと別れたことがこのアルバムに大きく影響している、と言われていました。そしてこの年末にそのレイチェルが癌で亡くなったとのこと。このアルバムの意味が変わってきそう。僕たちはこれからどんな気持ちで"True Love Waits"を聴いたらいいのでしょう。

 

 

3. 宇多田ヒカル / Fantome f:id:ak94gpac:20161228163212j:image

 

youtu.be

youtu.be

ついに宇多田ヒカルが帰ってきた!ここまで強いポップミュージックが近年の日本にあっただろうか?!…などと余計なことを言ってしまいそうだが、間違いなく名作である。

"俺の彼女"や"忘却"などから窺えるボーカルの表現力の高さや、アルバム全体のストリングスアレンジのレベルの高さ(これは本当にすごい)など、恐ろしくクオリティが高い。サウンドの質感が日本人離れしていて、聴いていて真っ先に連想したのはFrank Oceanだった(宇多田ヒカルとFrank Ocean両者のアルバムにKOHHが参加しているのも面白い)。

B面の曲順に振り回された人も多い気がするが(曲調も歌詞の視点も真逆と言える曲が並ぶ)、個人的にはとにかく全曲大好きだったので、TOP3です。

 

 

 

2. Bon Iver / 22, A Million f:id:ak94gpac:20161228163229j:image

 

youtu.be

ジャスティン・バーノンは一体どうしてしまったんだ?!と驚かされた人は多いだろう。自分も最初は、何が何だか分からなかった。だってボン・イヴェールっていったらもっとフォーキーで壮大で冬にぴったりの、あのボン・イヴェールだよ?!

何層にも重なるデジタル加工されたジャスティンの声、ぶっ飛んだサウンド。凄すぎる。しかし、テキトーな曲をサウンドの新しさでごり押ししているわけではない。素晴らしいソングライティングと大胆なプロダクションの融合が、このアルバムを傑作たらしめる所以である(重要)。ボン・イヴェール、流石だ。"33 GOD"は個人的な年間ベストソングの1つですね。

 

youtu.be

ちなみにこちら、ボン・イヴェールからのクリスマスプレゼントのようなライブ映像。過去の曲のアレンジも大胆に変わっている。また来日してほしいな。

今年の2月に観たBon Iverのライブは人生のベストアクトです。心の奥底まで響いてくるライブでした。余談ですが、この時のライブに打ちのめされた僕は「フォークを土台に組み込んだバンドを組もう!」と決意。翌日の午前中には御茶ノ水へ行き、白いテレキャスターを購入したのでした。

 

 

 

 

1. Frank Ocean / Blonde f:id:ak94gpac:20161228163256j:image

 

vimeo.com

間違いなく、2016年に最もよく聴いていたアルバムはこの『Blonde』だった。

ビートを取り払い、浮遊感と奥行きをもってリスナーを包み込むサウンド。そこに乗るフランク・オーシャンの声。とにかく美しい。"Self Control"や"Godspeed"では歌が入ってきた瞬間に涙腺が決壊しそうになる。Radioheadの『A Moon Shaped Pool』の美しさとは異なる、もっと近い距離から心の柔らかい部分を撫でてくるような作品だった。

文句なしに、今年の年間ベストアルバムです。

 

 

 

というわけで、以上が2016年ベストアルバム20+αでした。

私のランキングは個人的な好みでしたが、2016年がどんな年だったかを切り取るようなランキングもたくさん発表されているので、そちらも要チェックですね。

 

来年はThe xxから2017年が始まりそうです。

 

youtu.be

 

これはいい予感…!

Fleet Foxesのリリースも噂されていますし、来年も楽しみですね。

2016上半期ベストアルバム

総括

 

f:id:ak94gpac:20160708152209j:image

 

お久しぶりです。大学で訳が分からないほど地層ばかり見ていたら、更新を忘れていました。生きてます。

気付けば6月。「上半期ベストアルバム」という楽しい遊びの季節。せっかくの音楽ブログだし、備忘録としてもやらなきゃ勿体無い。

去年の上半期ベストよりも真面目にやります。とりあえず、10作品。今回は順位無しです。ランキングは年末に。

いい曲しか貼らないから、ぜひ再生してくれ!

 

 

 

 

Radiohead / A Moon Shaped Pool

 f:id:ak94gpac:20160615105147j:image

遂にリリースされたRadioheadの新作!リリース日に早起きして朝から聴きました(朝に聴くのは不正解だった気もします…)

アンビエントやポスト・クラシカルの印象がかなり強いアルバム。メロディの強さよりもサウンド全体の陶酔感で聴かせるタイプ、という印象。

とりあえず、この新曲"Daydreaming"を聴いてくれ。このページを開いてしまった人は全員、興味が無くてもとりあえず聴いてくれ。お願いします。

 

youtu.be

最高だ……

本当に白昼夢に飲み込まれていくような、目の前の風景が全て捻れて滲んでいくような感覚にさせられる曲。

 

もちろん、気に入らない人もいるだろう。

キャッチ―なメロディがあるわけでもないし、分かりやすいサウンドではない。調性も曖昧で捉えどころが無く、暗い。

アルバム全体もこんなトーンなので、「退屈なアルバム」と片付けられても仕方ないとすら思う。リスナーがRadioheadに期待してしまう「斬新さ」も特にない(ここまでアンビエントに影響された音楽をロックバンドがやるというのは珍しいかもしれないが、そもそも彼らを普通のロックバンドに括って評価するのが筋違い)。ついに収録された"True Love Waits"のメロディとコード感が他の曲から浮いている、というのも事実(本当にいい曲だけど)。

 

それでも、いいアルバムだ!と感じている。Radioheadがこれまでも鳴らしてきた「美しさ」が詰まっている。聴いていると、ぼんやりと曖昧な美しさに身を任せて消えてしまえそう。最終曲"True Love Waits"が終わると、Radioheadに置いていかれたような気分になる。消えてしまえそうな気分だけ聴き手に残して、彼らは音と共にいなくなってしまう。ずるい。もう一度"Burn The Witch"から聴き直す。

 

このアルバムを聴くと「森は生きている」というバンドの『グッド・ナイト』という作品を思い出す。ぼんやりしていると捉えどころもなく聞き流してしまいそうだが、一歩踏み込めばそこには音楽の秘境が広がっているような気がする。「分かりやすく消費されていく音楽」の対極にある存在、と言ったら怒られるだろうか。多方面から怒られそうだ。

今後も聴いていくつもり。理解できる日が来ると信じたい。

 

 

 

 

METAFIVE / META

 f:id:ak94gpac:20160615105237j:image

天才たちの集い、METAFIVE!高橋幸宏小山田圭吾砂原良徳TOWA TEIゴンドウトモヒコLEO今井という反則級のメンバー。そりゃあ傑作ができるわけだ!

ギターとシンセが鮮やかに飛び交うダンスミュージック。しかし絶対に下品にならない。なるわけがない(ほとんどYMOだしね)。ビートとボーカルに身を任せてもいいし、何重にもレイヤーされたフレーズを一つ一つ確かめるように聴き込んでもいい。どんな聴き方をしても面白くて気持ちいいはず。

 

youtu.be

もう出だしからかっこいいよ。ずるいよ。アルバム聴いてるとニヤニヤが止まらない。

濃密すぎて少し疲れるから何回も聴けないけど、こんなメンバーでさらっとしたアルバム作られてもがっかりしそうだから、これでオッケーではないでしょうか。

 

 

 

 

Daughter / Not To Disappear

 f:id:ak94gpac:20160615105302j:image

イギリス期待のバンド、Daughterの2ndアルバム。ちょっと異常なぐらい良いアルバムです。感動してしまった

1stと同様、The xxのような暗く美しい雰囲気を持った曲が並ぶ。クオリティーがとてつもなく高い。そして時々、歌とギターで泣かせにくる。ズルい。

 

youtu.be

一番キャッチ―なリード曲"How"を貼っておきます。きのこ帝国とかが好きな人は絶対に気に入るはず!アルバムはきのこ帝国っぽくないけど、この曲を入り口に聴いてくれたら嬉しい。

 

 

 

 

Klan Aileen / Nightseeing

 f:id:ak94gpac:20160615105309j:image

こちらは曲の紹介です。2012年に出した『Astroride』以降、僕は彼らの活動をほとんど追えていませんでしたが、どうやらほとんど新曲を出していなかったよう。久しぶりに、ガツンとやってくれました。これからも楽しみです。

 

youtu.be

グランジ、ノイズ、轟音好きは必聴!!轟音好きは必聴!!!(大切なので2回)

『Astroride』の頃のブルース・サイケとは違う、ヒリヒリした轟音が突き刺さる曲。かっこよすぎる。このギターノイズだけでKOされてしまいそう。

リリースが7inchだけなのがちょっと残念。しかも即完売。アルバム出してくれ、お願いします。

 

 

 

 

 Whitney / Light Upon The Lake

 f:id:ak94gpac:20160616110952j:image

この記事を書き始めてから初めて聴いています。アメリカのバンドだそうで、これがデビューアルバムとのこと。すごい新人が出てきたな…

 

youtu.be

素敵すぎませんか…これ……

彼らのTwitterプロフィールの通り「country soul」といった雰囲気のアルバム。ファルセットで歌われる爽やかグッドメロディ。アレンジは風通しが良いように聴かせながらも、何本ものギターと管弦楽器が重ねられていて惚れ惚れする響き。

このカントリーな質感は絶対に武器になるので、是非とも捨てないでブラッシュアップしていってほしい。(別にどこかの金持ち農夫の話なんかしてませんよ?)

蛇足だけど、バンド名がホイットニー・ヒューストンとかぶるせいで検索しにくいのはいいんですかね…

 

 

 

 

ANOHNI / Hopelessness

f:id:ak94gpac:20160617110425j:image

 Antony and the Johnsonsでの活動でも知られるANOHNI(旧名Antony Hegarty)によるアルバム。アノーニ名義でのアルバムは初とのこと。まずは音を聴いてみましょう。

 

youtu.be

何よりまずこの声!!滑らかだが、内側で強い感情が燃えているような声(歌詞による印象も強いかも)。非常に魅力的です。

サウンドはAntony and the Johnsonsの路線とは全く異なる、壮大で電子的なサウンド。しかも大味な力技ではなく、かなり凝った音の構成。アルバムを聴きながら、うわーこんな音入れるのかスゲえ!、って何回も驚きました。というか、うわー、って何回か思わず声に出しました。痺れる。

今作は歌詞の内容が非常にシリアスで、そこも重要な要素になってきていますが、手元に歌詞が無くあまりチェックできていないので、割愛します。調べてみるとインタビュー記事が複数ヒットするはずなので、気になる方は是非。

 

 

 

 

De Rosa / Weem

 f:id:ak94gpac:20160620234347j:image

スコットランドのバンドDe Rosaの3rdアルバム。フォークが基調となっている、冷たい質感のインディーロックアルバム。ギターのアルペジオが綺麗です。

このバンドを取り上げようと思った理由は、とにかく先行シングル”Spectres”がいい曲だったこと。ちょっと聴いてみてくださいな。

 

youtu.be

透き通るような、美しい曲。全ての音がきらきらしている。上半期ベスト級の曲だと思ってる。

ちなみに、アルバム全体はもうちょっと陰のある雰囲気です。たまにトラッドみたいな匂いもします。おすすめの一枚。

 

 

 

 

Special Favorite Music / World's Magic

 f:id:ak94gpac:20160616110942j:image

オシャレキラキラ大編成シティポップ。もうジャケットからオシャレ。最近シティポップバンドはお腹一杯だしあまりにもキラキラっぽくて馴染まないかな、と思ってた。まあ、試しに1回聴いてみるか…

 

youtu.be

すいません、すごくいい曲でした。

バイトが終わった後の深夜にヘロヘロ帰りながら、頭空っぽにして聴くのが好きです。特にこの"Magic Hour"という曲がいい。チルアウトしよう。他の曲はもっとキラキラオシャレ感強めでしたが、素朴さも感じるいいアルバム!

 

 

 

 

Mitski / Puberty 2

f:id:ak94gpac:20160630154717j:image

この記事をひと通り書き終わり、アップする直前に発見しました、Mitski。ちょっともう本当にいいアルバムだよこれは。

  

youtu.be

アコースティックな音もノイジーなギターも感傷的な気持ちもエモーショナルな展開も美しい歌も何でもかんでも全部入ってるポップソング。聴いていて本当にワクワクする。ポップソングってこういうことでしょ!

もうこれ以上言うことないや。素晴らしい。ギリギリで素晴らしい作品に出会えて良かったです。

 

 

 

 

 

Finnegan Shanahan & Contemporaneous / The Two Halves

f:id:ak94gpac:20160707125525j:image

これ、本当は内緒にしておきたかったよ。ほとんど話題になってないし、こっそり楽しんでニヤニヤしてようかとも思ったよ。すごくいい音楽を見つけてしまったんだよ。

とりあえず、アルバムのトレーラーをどうぞ。ものすごく短いけど。

 

youtu.be

ワクワクする音楽が鳴っている…

ポストクラシカルど真ん中な音もあれば、ポップやジャズの感覚が強いシーンも多い。ポストクラシカルなんてお上品で聴いてられっかよ、という人にもおすすめです。

もうこのアルバムについては言うことがありません。ただただワクワクする『音楽』。最高ですね。大好き。

 

 

 

 

…ざっとこんなところでしょうか。紹介にしては、一枚一枚わりかし丁寧に書いてしまったので、年末に書くことが無くなりそうで不安です…。

 

上に紹介した他にも…

 

David Bowie / ★

入江陽 / SF

Kendrick Lamar / untitled unmastered.

スカート / CALL

D.A.N. / D.A.N.

Stephen Steinbrink / Anagrams

Chance the Rapper / Coloring Book

王舟 / PICTURE

James Blake / The Colour in Anything

Anderson .Paak / Malibu

 

 

…などなど、どれも良くて粒ぞろいの2016年上半期でした。書きたいのはやまやまですが、文章が長くなってきたので割愛します……

(David Bowieに関しては、今さら僕が書くことなんてないです。遺作とか関係なく素晴らしいアルバム。)

 

2016年後半も楽しみです。早速The Avalanchesがかましてくれていますね!

年末には年間ベストを(多分)やるので、時間と興味がある方はどうぞお付き合いください。

 

もはや恋

雑記

 

突然ですが、あなたには好きな曲ってありますか?心の底から好きな曲。

僕にはあります。

 

例えばこれ。

 

煙夜の夢 / 森は生きている


森は生きている - 煙夜の夢 a,香水壜と少女 b,空虚な肖像画 c,煙夜の夢(夜が固まる前)

 

 

心の底から好きな曲です。曲への愛が溢れて止まりません。ここまでくると、17分とかいう阿保みたいな尺さえ愛しいです。聴くたびに頭が真っ白になって「うわぁ…めちゃくちゃいい曲じゃん…」と語彙を欠きながら感動しています。聴いてるとニヤニヤしてきます。なんなら聴かなくても、この曲のことを考えれば楽しいです。「どこが好きなの?」と聞かれたなら、「どこがとかじゃないんだよ!好きなんだよ!」とか叫ぶに違いありません。そのくせ、本気で好きな点を語ろうとします。もう冒頭のコードも音も最高だよね。ドラムが入って混沌としてくるところも好き。このへんはArchimedes Badkarの影響が表れててニヤニヤしちゃうね。管楽器の入れ方には圧倒される。けどもっと圧倒的なのはこの後のロックなパート。まだイントロなのに感動。そもそもこの曲の序盤6分を「イントロ」と言っていいのか疑問だけど(笑)。ロックパートに入る直前に目覚まし時計の音が入るのもいいよね。A Day In The Lifeみたいじゃん。bに入ってからのサイケな音も好き。aの混沌としたパートもだけど、エグいノイズとか入りまくってるのに聴きやすいのはすごい。だけどbは後半のパートが最高。コーラスと楽器の響きが美しすぎる。広がりがある音の重ね方これどうなってんの。bとcの繋げ方はもう違う曲を繋いでるみたいで毎回少し笑っちゃう。けどcが無いとこの曲は終われないよね。夢から覚めたような感覚。「カーブミラーに夢を見た」っていう一言目が何故か好き。ラストのクリーンなギターとフルートの絡みで幸せを毎回噛み締めてる。ていうかこの異常なまでの音数で隙間が多いように聴かせるミックスなんなの、すごすぎ。あ、「17分とかいう阿保みたいな尺」っていうのは「普段5分前後の曲をやっているバンドとして」の話ですよ。プログレは別ですよ。まあこの曲はプログレみたいなもんですけど。

 

 

 

 

 で、最近気づいたんですよ。

 

これって、もはや恋じゃない?と。

 

曲に恋してない?と。



盲目的に溺愛してるこの感じ、好きな女の子への気持ちが溢れすぎてる男子、って感じがすごい。最高に中高生みたい(いい意味で)。

(危ない意味は無いですよ…。例えですから……。)


 こういう感覚になれる曲って、多分500曲に1曲ぐらいな気がするけど、そういう曲に出会えると本当に幸せですね。

 

 

さて、改めて質問です。

 

好きな曲ってありますか?

こういう、半ば恋してるみたいな曲。

 

このブログを見てるのはほぼツイッターのフォロワーさん達で、大多数が音楽好きな人なので、ちょっと聞いてみたくなってこの記事を書いてます。こんなふうに盲目的に好きになる曲ってみんなあるのかな?、と。

色んな人の「この曲が好きだ!」っていう話が聞いてみたい。「あたし他人の惚気話聞くの好きなのよね〜幸せな気分になれるし〜」っていって「わかるー!」と相槌打ちまくる女子みたいな気持ちで、待ってます。

 

 

最後に、僕が最近心底好きになってしまった曲を貼っておきます。

 

Spectres / De Rosa

youtu.be


スコットランドのバンドDe Rosaの新作『Weem』から。結構いいアルバムですが、特に1曲目のこの曲が最高です。

f:id:ak94gpac:20160210210657j:image


ふわっとしてますが、終わりです。2016年も宜しくお願いします。

私的ベストアルバム2015

総括

f:id:ak94gpac:20151207224430j:image

こんにちは。あっという間に今年も年末。恒例行事「年間ベストアルバム」の季節です。

Twitterのタイムラインは、様々な人がそれぞれにあーでもないこーでもないと悩みに悩んで作ったアルバムランキングと、そこから発生するあーでもないこーでもないという議論でいっぱいですね。

僕も自分なりにあーでもないこーでもないと悩んで、ランキングを作ってみました。音楽雑誌でも音楽サイトでもない、一個人のランキングですが、この記事からあーでもないこーでもないという議論がまた少しでも生まれれば幸いです。アルバムランキングで最も面白いのは、順位そのものではなく、そのランキングを見ながら今年の音楽について語らうことだと思っていますので。

しかし、「2015年のポップ見取り図」みたいな大それたものではなく、僕が好きなアルバムを並べただけですので、「ふ〜ん」と思いながら気楽に見てください。(ポップ見取り図作ってみたいけど、聴いてる枚数が足りなすぎる)

 

では、私的ベストアルバム2015、TOP10を発表します。

 

 

 

 

10.Grimes / Art Angels

f:id:ak94gpac:20151218112420j:image

最強の宅録女子、DIYポップアイコンことグライムスの新作。キャッチーすぎでしょ……と苦手意識を持って聴いてたんですが、"REALiTi"という曲がすごく好きで、そこからアルバムも好きになりました。

最終曲Butterflyでの「あなたが理想の女の子を求めているのだとしても 私は絶対にそうなってあげない」というラインに、ここ数年の苦悩が表れているように感じます。

 


Grimes - REALiTi

 

 

 

 

9.Alabama Shakes / Sound & Color

f:id:ak94gpac:20151218011356j:image

このブルースロックがチャート1位をとるアメリカってすごいですね。

このアルバムは特に小難しく話すことなどありません。ただただかっこいいブルースロックが鳴らされているアルバム!

なお、この最高にかっこいいボーカルは男?女?、という問いは誰もが通る道です。

 


Alabama Shakes - Don't Wanna Fight (Official Video - Live from Capitol Studio A)

 

 

 

 

8. Tame Impala / Currents

f:id:ak94gpac:20151218100437j:image

 最初に聴いた時の印象は「は?何これ?買って損した…」でした。Tame Impala流ギターサイケを期待して買ったら、まさかのシンセがもやもやと鳴るダンスミュージック。全く理解できませんでした。気持ち悪いアルバム。

しかし、聴きこめば分かってくるものですね。音楽的なトリップ感は今年最高かも。ミニマルなビートとギター、もやもやしたシンセ、その上を泳ぐ浮遊感たっぷりのボーカル。『Currents』という海に突然投げ出され、その中で溺れるような、或いは漂うような感覚に陥ります。やっぱり、気持ちいいアルバム。

 

youtu.be

 

 

 

 

 

7. Jamie xx /In Clour

f:id:ak94gpac:20151218100334j:image

The xx好きの僕としてはチェックせざるをえなかった一枚。やはり、ベッドルーム発のハウスミュージックという雰囲気が強いですが、"Gosh"や"I Know There's Gonna Be (Good Time)"など、バンドとは違ったタイプの表情も見せています(そしてこれがとても良い)。

Jamie xxという音楽家への信頼度がさらに高まったアルバムでした。The xxの3rdアルバムも早く出して!

 


Jamie XX feat. Romy - Loud Places - Live du Grand Journal

 

 

 

 

6.吉田ヨウヘイgroup / paradise lost, it begins

f:id:ak94gpac:20151211001537j:image

 "Music, you all"という、音楽絶対主義宣言で始まるこのアルバム。歌詞中で象徴的なもの(彼や彼女など)が音楽のメタファーである、というレビューをサインマガジンで読みました。そう聴くと、音楽への愛憎に溢れたアルバムですね。

楽曲構成をはじめ、ツインギターの攻撃的な絡みも管楽器や女声ボーカルの入れ方もすごく面白いです。特に女声コーラスは、和製Dirty Projectorsと言われるのも納得できる使われ方。

歌も歌詞の乗せ方も下手だな〜、とか思いながらも、好きなのでTOP10に入れました。ツンデレランクイン。

 


吉田ヨウヘイgroup - ユー・エフ・オー


吉田ヨウヘイgroup - 間違って欲しくない

 

 

 

 

5.Julia Holter / Have You In My Wilderness

f:id:ak94gpac:20151218100147j:image

ランキングを確定させる直前に聴いて、あまりの良さに滑り込みでランクイン。

ポップスに近いポストクラシカル、という感じのアルバムですね。アンビエントやクラシックの美しさを持ったストリングスと儚くも芯のある歌声の組み合わせは卑怯です。良すぎる。

 

youtu.be

 

 

 

 

4. Destroyer / Poison Season

f:id:ak94gpac:20151208110518j:image

 管弦楽器がふんだんに使われたインディーフォーク・ポップアルバム。歌声はさながらDavid Bowie。そりゃあいいアルバムにもなりますよ。

これについては、もう「いいアルバム」以外に言うことがありません。おススメの一枚。

 


Destroyer - Times Square

 

 

 

 

3. Jim O'Rourke / Simple Songs

f:id:ak94gpac:20151217092658j:image

 「シンプル」なんて嘘ばっかりですね。メロディがシンプルで、アコースティックギターの音が効いてて、「シンプル」って思わされそうですけど、複雑なアルバム。濃密で巧みなアレンジに圧倒されました。さすがジム・オルーク

アルバムを通して聴くと、交響曲を聴き終えたような気分になります。ラストの"All Your Love"があまりに壮大だからでしょうか(この曲最高です)。

 


Jim O'Rourke - Friends With Benefits

 

 

 

 

2.  Kendrick Lamar / To Pimp A Butterfly

f:id:ak94gpac:20151217092639j:image

 皆さんがいろんなランキングでこのアルバムを見飽きているのは知ってますよ。でもこれを挙げないで何を挙げろっていうんですか。

人種差別や自分の中での葛藤を生々しく綴った歌詞も、ザ・ブラックミュージックなバックトラックも、途轍もなくハイクオリティ。かなり長いアルバムですが、歌詞を読みながら聴くとあまりの濃密さに時間を忘れてしまいます。

僕はヒップホップが若干苦手ですが、これはさすがに圧倒されました。アルバムの流れで聴く"u"と"i"が大好きです。最高。絶対に歌詞を読んで聴いてほしい。

 

 

youtu.be

 

youtu.be

 

 

 

 

1. cero / Obscure Ride

f:id:ak94gpac:20151208110034j:image

2015年ベストアルバムはceroの『Obscure Ride』 !!

黒人音楽的に揺れるビートと、それに乗せられる歌ともラップともつかない高城晶平のフロウ。ネオソウル、アフロビート、ニューソウル、ヒップホップなどなどを自分たちのポップミュージックとして纏め上げた大傑作です。

前作『My Lost City』で見られた、アルバム全体で1つのストーリーを作り出していく歌詞は、今作でも健在。1stアルバムの"21世紀の日照りの都に雨が降る"から地続きになっているのには感動しました。

この半年間、全く飽きずに聴き続けたアルバムでした。最高。

 

youtu.be

 

youtu.be

 

 

 

 

 

 

以上が僕のAlbum of the Year2015になります。

いいアルバムがたくさんで10枚選ぶのは大変でした。Florence + The MachineとかWolf AlicaとかHiatus KaiyoteとかSiskiyouとかのアルバムもすごく良かったので入れたかったです…!

 

 

見返してみるとPitchf○rkみたいなランキングですね。そういう趣味だから仕方ないんですけど。

所謂ロックバンドをAlabama Shakesしかランクインさせなかったことに、自分の好みの変化を感じました。ロックバンド的な「ドカーンと鳴らされる瞬発力と昂揚感」よりも、「沸くか沸かないかの高い温度がジワジワ長く続く」という作品が好きです。

UKロックこそが音楽だった頃の自分がこのランキングを見たら何て言うのかな…。(ノエルの2ndもWolf Aliceもいいアルバムでしたよ!)

 

 

 

ちなみに、心の中での年間ベストはD'Angeloの『Black Messiah』がぶっちぎりトップだったのですが、聴いたのがギリギリ去年だったので外しておきました。

 

 

 

 

あ、でも日本盤の発売は今年か……。

 

 

じゃあ………

 

 

裏年間ベストアルバムはD'Angelo / Black Messiah

f:id:ak94gpac:20151218013003j:image

 

"Another Life"

youtu.be

 

"1000 Deaths" 

youtu.be

 

 

 

それでは皆様、よいお年を!

くるり NOW AND THEN vol.2

ライブ
 f:id:ak94gpac:20151125123733j:image

11/24に、くるりのNOW AND THEN vol.2 仙台公演を観てきたので、感想を少し書こうと思う。
 
(まだ大阪公演が残っているので、それを観に行く人は読まないように!)
 
 
まずはセットリストを。
 
くるり NOW AND THEN vol.2 @ Rensa
 
1.TEAM ROCK
3.LV30
4.愛なき世界
5.GUILTY
6.静かの海
7.GO BACK TO CHINA
8.トレイン・ロック・フェスティバル
9.THANK YOU MY GIRL
10.ARMY
11.砂の星
12.男の子と女の子
14.MIND THE GAP (SEとして前半のみ)
15.水中モーター
16.WORLD'S END SUPERNOVA
17.C'mon C'mon
18.永遠
19.ばらの花
20.リバー
 
EN2.Morning Paper
EN3.Liberty & Gravity
 
 
 

今回のライブは、NOW AND THEN vol.2ということで、3rdAL『TEAM ROCK』と4thAL『THE WORLD IS MINE』の完全再現ライブ、というはずだった。

しかし岸田さんがMCで、「ほぼ(完全に)再現」(「完全」だけマイクから遠ざかって言っていた)、と言っていたように、演奏されない曲も4曲あった。

 

しかし個人的に聴きながら感じていたのは「いやいや、演奏も別に再現じゃないだろ!」ということ。

「今のくるりがあのアルバムを演奏するとこんなにすごいことになるのか!」という感想はTwitterを通じて耳にしていたのだが、もう全く同じ感想を抱いてしまった。

音源の再現なんかでは全くない。名シーンにつぐ名シーン。岸田さんの声は嗄れ気味だったが、そんなのは些細なことだった。

1曲目のTEAM ROCKに追加されていた「あれから15年の月日が経ち 相も変わらず俺らステージに立ち」というラインを聴いて「これはすごいことになるぞ」という予感を抱いたのは、自分だけではないだろう。あの予感は正しかったのだ。

 

あと、やっぱりクリフ・アーモンドが凄かった。パワーはもちろんすごいが、何よりも、巧い。GO BACK TO CHINAでクリフのドラムが炸裂するだろうというのは予想の範囲内だったが(予想よりも凄かったけど)、WORLD'S END SUPERNOVAやARMYなどの曲でも圧倒的だった。何だこのドラマー。ずるいだろ。

矢野顕子さんのちょっと昔の映像なんかを観ると、ジャズドラマーのクリフ・アーモンドも聴けるのでおススメ。

鍵盤の野崎さんもいい仕事してた。

 

個人的なハイライトは水中モーター~永遠のブロック。水中モーターで客を盛り上げ躍らせ、間髪入れずにWORLD'S~を演奏。そこからはC'mon~と永遠をWORLD'S~から3曲繋げて演奏。くるり流のダンスミュージック。

どれも音源の10倍はかっこよかった。それを繋げて演奏だなんて、興奮しないわけがない。自分も周りもずっと踊ってた。

水中モーターは気持ちよすぎたので、アウトロもっと長くても良かった。

 

アンコールはもう選曲がズルすぎた。Morning Paperのクリフは圧巻。

最後は、「くるりからのメッセージです。健康。平和。そして、働け。」というMCからLiberty&Gravity。最近の世界情勢などを受けてのMC、選曲であるように聞こえた。しばらくはLiberty&Gravityを繰り返し聴いて、くるりからのメッセージを受け止めようと思う。

 

本当にいいものを観れました。

 今回のアルバムをほとんど聴いたことがない人でも楽しめるライブだったのでは。



あと、くるりのライブはその音楽性とやや高めなファンの年齢層のためか、「サビでは手を挙げる!」みたいな風潮は特になく、みんな自由に楽しんでいて好きだ。WORLD'S ENDみたいな曲の時だって、踊ろうが立ち尽くそうが自由。ワンダーフォーゲルだって手を挙げて盛り上がる必要もない。

自由に観れるライブが1番好きだ。

早く次のライブが観たい。



以下、MCネタ

 

・(電車ネタ)仙石線東北本線の歴史を客にレクチャー

 

・(今回の2枚を聴いてたという人に挙手をさせたところ、TWIMのほうが人が多かったのを見て)「うわあ、みんな暗いねえ」

 

・(水中モーターなどで使ったオートチューンについて)「使うのが10年早かった。もうちょっと待てば俺らもPerfumeになれた。」「し~ちゃん」「まっち」

 

・(ピアノでオシャレなコードを弾き)「矢野顕子です♪(裏声)」

 

 

次はアンテナ&NIKKI編かな。またクリフを召還してほしいな...。

THE WORLD IS MINE

雑記

 

CDを買いに頻繁にタワーレコードに行くのだが、僕は試聴機というものが大好きだ。

パッと見て気になるジャケットがあったら聴く。良ければ買う。いっそ名前も知らないようなミュージシャンの方が、ドキドキして楽しい。

Jake Buggの1stに試聴機で出会った時はガッツポーズをした記憶がある。確か発売して3日後ぐらいで、まださほど話題になっていなかったので、「運命の出会い」というような感動だった。

 

YouTubeくるりのライブ映像をあさっていたときに、岸田氏の良いMCがあった。その映像はもう消えてしまったのでうろ覚えだが、「なんだこれは!すごい!」という音楽に出会ったとき、まるで世界が自分のものになったような感覚になる、というような内容だったはず。(当時の新譜THE WORLD IS MINEというタイトルに引っかけたかっただけかもしれないが)

 

試聴機での出会いはこの感覚になることがある。Jake Buggの時はそうだった。

 

最近は5秒ぐらい聴いたところで「あ!今聴いちゃうのもったいない!家でゆっくり聴こう!」と言って買ったりするので、いいアルバムに出会う打率が少し落ちているが、やはりいいものである、試聴機。

 

先日もタワーレコードでいいCDに出会った。

 

f:id:ak94gpac:20151111203421j:image

Spinning Motionというドイツのバンドの“Confidence In The Future”1980年代にレコードを1つだけ作り、それを100枚だけ刷って終わったバンドらしい。この度Jazzanovaが掘り起こしてリマスタリングし、初CD化とのこと。

 


Spinning Motion - Devotion To You - YouTube

 

これが「フォーク+ジャズ」といった感じのアルバムで、とてもいい。ジャジーなリズムの上で哀愁たっぷりのフォーキーなメロディーが歌われるのがたまらなくいい。

発掘してくれたJazzanovaに感謝である。Jazzanovaも聴きます。